reverievintage

Réverie Vintage

自由人アーティストの海外人生記

イギリスの衣装制作学校に無料で参加した話

ヴィンテージの服が好きな私にとって、オペラやマリーアントワネットに出てくるような映画の衣装ももちろん大好きで、アメリカの短期大学でファッションデザインを専攻していましたが、衣装制作については学んだ事がなく、やっぱり衣装の勉強がしたいと思っていました。

アメリカの短期大学の入学、生活についてはまた後日記事を書けたらなと思っております)

 

私は当時(2019-2020)はパリに住んでいたので、どうせならヒストリカル映画・衣装制作ともに有名なイギリスで学びたいと思ったのですが、イギリス、特にロンドンは本当に物価が高い。。。

 

なら短期間でも良いから何か安くでないかとインターネットで調べたところ,

The School Of Historical Dress 

と言うロンドンにある学校が主催の 低所得者や経済的に授業料を払うのが困難な方むけの8日間の無料プログラム

というのをたまたま発見し、早速問い合わせたところ、インターナショナルの学生も大丈夫との事。ただし応募者が多いため、選考になると返事が返ってきました。

(こういう無料プログラムや奨学金が出る学校などは結構探せばあります。コツは英語で検索すること!!!)

 

とりあえず応募し結果を待っていると、嬉しいことに参加許可のメールが!!

 

と言うことでいつもお世話になってるAirbnbで安宿を予約して(以下私の紹介リンクから登録すると、割引クーポンが貰えますのでぜひ活用してみて下さい)、いざロンドンへ

abnb.me

 

お部屋の写真は撮るの忘れてましたが、お部屋から見えた猫ちゃんの写真はとってました 笑

 

f:id:reverie_vintage:20210116183721j:plain

ゲストハウスの前にあるガーデンでくつろぐ猫

 

f:id:reverie_vintage:20210116183715j:plain

こっちに気付いてくれた。。。嬉

 

そしていよいよ学校へ

 

参加者はポルトガルなどのヨーロッパ圏やアメリカなどかなり遠方から来てる子など国籍はさまざま。それでも英語が話せれば国境を超えて誰とでもコミュニケーションが取れるって素敵だなと思いつつ、このプログラムに参加した経緯を聞いてみると、

 

私の学校、ここの学長が書いたパターンの教科書使ってるのよ

 

と言われ、え、学長ってそんな凄い人なの? と聞くと

 

知らないの?!彼女衣装制作に関しては凄く有名よ。ヴィヴィアン ウェストウッドと本も書いてるし、由緒ある衣装組合のメンバーでもあるのよ

 

と言われ、何も知らなかった自分は学校内にあるハリーポッターに出てきそうな小さな図書館でファッションの本をふと手に取り見てみると

 

f:id:reverie_vintage:20210116180006j:plain

Christian Dior: History & Modernity 1947-1957

 Christian Dior の本を書いた著者から学校に当てた直筆メッセージが、、

 

なんか凄い人の学校にタダで来させて貰っているのか、、、と何も知らなかった自分に少し恥ずかしさを覚えつつ授業が開始。

 

そして私が一番びっくりした事は、

ここの学校は制作過程で

”一切ミシンを使わない” ”全て手縫い”

なぜかというと昔はミシンがなく全て手縫いだったから。

なんとここの学校は縫い方、作り方、デザインなど徹底的にその時代にあった服作りをするとの事。

 

f:id:reverie_vintage:20210116180017j:plain

スカートのギャザーを調整中

f:id:reverie_vintage:20210116180027j:plain

ディティールもしっかりチェック

f:id:reverie_vintage:20210116180048j:plain

f:id:reverie_vintage:20210116180058j:plain

フリルも全部手縫い

f:id:reverie_vintage:20210116180033j:plain

コルセットを合わせていく作業

これを数十人でひたすら手作業で縫っていってもプログラム内では到底終わらず、、

真のオートクチュールを思い知った瞬間。

 

 

f:id:reverie_vintage:20210116175838j:plain

メンズの衣装デザインイメージ

f:id:reverie_vintage:20210116175846j:plain

f:id:reverie_vintage:20210116175929j:plain

f:id:reverie_vintage:20210116175940j:plain

f:id:reverie_vintage:20210116175951j:plain

実際に出来たもの

まだまだ途中ですが、クオリティの高さに驚くばかりで、イギリスの

伝統を大事にする

と言う国民性を改めて実感しました。

 

そしてこちらが由緒ある学長の Jenny Tiramani  

さんと、彼女が制作したコルセットのパターンの本。

f:id:reverie_vintage:20210116191634j:plain

Jenny Tiramani さんと学校にて

 

実は私、この本イギリスのBath のコスチュームミュージアムにいった時そこのショップで買おうか迷ってた本で、まさかその本を書いた人のプログラムに知らずに参加するって凄くないですか?!!!

 

とまぁ 宇宙の力を実感しつつ、何を基準に参加者を選んだのかと聞いてみたところ

 

”メールの書き方ね。本当になってないメールも多かったわ”

って言っておりました。やっぱりフォーマルさを重んじるイギリスでは、そういう所が大事なんだなと改めて思った今回の経験。

 

私はやっぱりミシンを使った洋服作りの方が好きなのですが、もっと昔の洋服について学びたいなと思いました。

 

皆さんも衣装作りに興味あったら、是非ここの学校お勧めします。